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投手の調整法(先発編)

投手の調整法(先発編)

2010/12/10 記事 (amebloから抜粋)

巨人時代にやっていた投手の調整法です。
今回は先発編。

試合前に先発投手の調整を行います。
手をかけるかどうかは選手に任せていますが、ほとんどの投手は調整を行います。
また、調整は、マッサージだったり、ストレッチだけだったりします。

まず最初に言えることは、
いじりすぎないこと」です。
何故なら、筋肉をいじりすぎるとさっきまで覚えていた感覚が消えてしまうことがあるからです。微妙なコントロールや体の使い方、バランスなんかが無くなってしまいます。
初回の立ち上がりで、何故だかボールばかり、または打たれてしまうのは、この感覚が無くなってしまって頭の中でパニックになっている可能性があります。
だから、「余計にいじらない」ことがいいんです。

私がやっていた調整は、
うつ伏せになってもらって、そこで体の使い方の歪みなどをチェックします。歪みによってコントロールがどうなっているか分かります。そして、歪みがある場合は矯正し、無い場合は軽く流します。足首、膝、股関節、腰を調整して、肩の後ろをややほぐします。時には、手首、母指球、肘も調整します。
約30分ほどで全体的に整えて終了です。

言葉にすると・・・簡単すぎますね~・・・ならば

歪みがあれば矯正しますが、無い時でも必ず足首は入念にやります。
足首を柔らかくしてやると、腰の切れや股関節の柔軟性、肩周りの柔軟性が増すんです。つまり、球速が2、3キロは速くなるはずです。また、腰の切れがでていれば牽制も容易です。
膝を整えれば、コントロールが良くなります。膝の緩みがコントロールを乱すんです。そして、肩、肘でコントロールしだすので、球は伸びがありません。打たれます。
まず、マウンドで正しく立つことが出来なければ長いイニングはもたないんです。
肩周りは基本的にあまり触らない。しかし、連投などで疲労が出ていれば筋肉も少々硬い部分も現れます。いじりすぎないよう、本当に部分的な所を緩めます。刺激を入れながら緩めるので柔らかくなり、また、緊張感が損ないません。

アップは十分にやること。ブルペンでは必ずコントロールを確かめること。・・・を指示します。

マッサージで緩めすぎると、逆に力みがでます。強く、速く投げたいのに筋肉が反応しないからです。どうにか前半をしのげれば、反応も戻りますが、相手あっての野球ですから、3回で降板なんてことになるんです。

自分が診てきた中では、80%は調整に成功していると思います。
20%は何かの理由でうまく調整できなかったわけです。初回撃沈なんてこともありました(^^;)
まぁそういうことを色々経験しながら、成長するんでしょうけどね。

マッサージは駄目とか・・・ではなく。十分にやり方を研究すべきです。
投手の中には、デレデレにほぐして欲しいという選手もいますし、現実に結果が出ている場合もある。
各投手の望み、傾向、調整しての結果など研究しなければならないでしょうね。

でも、基本は、いじりすぎない・・・です。

(^O^)/

矢作治療院 (^^)/

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